専門の医療機関での検査|うつ病の原因や症状について

非定型うつ病とは

医者

うつ病には、従来型と非定型が存在します。従来型うつ病は一般的なうつ病のことで、仕事や学業だけでなく自身の趣味や娯楽に対しての意欲まで低下してしまう心の病です。それに対して、非定型うつ病は従来型のものと全く異なった特徴と持っています。非定型うつ病が広く知られるようになったのはここ最近のことであり、メディアでは新型うつ病とも呼ばれている程です。ここでは、従来型と非定型の違いについて知っていきましょう。従来型と非定型の決定的な違いというのは、「気分反応性」の有無です。気分反応性というのは、気分によって症状が現れるかどうかが決まるといったもので、従来型に関しては気分に関わらず症状が継続して現れます。それに対して非定型うつ病には気分反応性が見られ、自身の趣味や娯楽に対しては意欲的に取り組むことが可能で、仕事や学業といった自身が抵抗を感じるものに直面した時にのみ意欲の低下や抑うつ状態に陥ってしまうのです。こういた症状が現われる条件の他にも、従来型と非定型には違いがあります。その違いというのは、患者の病前性格です。

病前性格というのは、その病気を発症する前の患者の性格のことを指します。従来型の鬱病を患ってしまった人々の病前性格は真面目で几帳面、責任感が強い、完璧主義といった性格の人が多いと言われており、そういった性格の人々は従来型うつ病を患いやすいと考えられているのです。それに対して非定型うつ病を患いやすい人の性格というのは、自己中心的で神経質、責任回避傾向や現実逃避傾向が強く他人を責めやすい性格の人だと言われています。つまり、従来型うつ病を患っている人々の病前性格と全く真逆の性格の人々が非定型うつ病を患やすいと考えられているのです。ここまでの説明だけを受けていると、非定型うつ病というのはただの「甘え」のように感じられるかもしれません。そういったことはないのです。非定型うつ病を患ってしまった時には、自身が抵抗を感じる物事に直面した時に従来型のうつ病と同様の症状が現われます。条件が限定的ではありますが、症状が現われているのは確かであり、患者自身も改善したいと考えているのです。しかし、改善するにも原因が分からず、一般的な治療方法では中々効果を得ることができません。また、周囲からの理解も中々得られないため、患者は更に苦しむことになってしまうのです。